2021/03/31 15:50
青写真で染めた布に、小さな差し色を入れる作業です。 差し色は、青の美しさをより一層引き出し、柄を活かす効果があります。 青とは対称的な色(黄色やピンクなど)を使うと、にぎやかで生き生きとした印象になり、 青に近い色(緑や紫など)を使うと、まとまりのある落ち着いた印象になります。 また、柄をどう活かすかによって糸の使い方も変えています。 細かな葉脈を描くなら一本どりで繊細に、木の実を添えたいなら4〜6本どりでボリュームたっぷりに、といった感じです。 光を吸収すると暗所でぼんやり光る蓄光糸を使い、夜空の星を表現することもあります。 糸の盛り上がりによって立体感がつくことで、作品に奥行きが生まれます。